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中傷に屈せない機知 [奨励]

6月9日(聖霊降臨後第3主日)、日本聖公会の福音朗読は、マコ3:20~35です。

「悪魔が悪魔を追い出せようか(いや、追い出せない)」などの譬えは、何を表そうとしているのでしょうか?

先の記事で、ロシア正教の総主教キリルを悪魔と断じましたが、同じ悪魔であるプーチンとキリルが内輪もめをしたら、ロシアは崩壊すというだけの譬えならば分かりやすいのですが、そうではありません。

これは、主イエスと男女の弟子の結束を崩す(内輪もめ)、身内の者や律法学者のたくらみを喝破しているものなのです。

なぜなら、物語の冒頭と譬えの文末に「家」が登場するからです。

家は、主イエスと男女の弟子の団結力を示す象徴です。

主イエス(強い人)を中傷しても、それに動じなければ、男女の弟子(家財道具)を奪うことはできないのです。

この物語は、論争というよりも機知なのです。

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